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世界遺産認定の基準

http://www.unesco.or.jp/isan/decides/
早速ですが、質問です。
スペインに世界遺産はいくつあるでしょうか?








正解は、43です!(2011年7月版) 3件の自然遺産に2件の複合遺産、38件もの文化遺産を有し、この数はイタリアの47についで世界第2位です。ティアトゥラがあるサラマンカも、先日紹介したアビラもセゴビアも世界遺産です!ちなみに日本にある世界遺産の数は16です。

「世界遺産の」サクラダファミリア、「世界遺産の」屋久島等、それだけで観光地として箔がつき、認定を受けることで得られる経済効果はかなりのものと考えられますが、世界遺産になるために必要な要素は何でしょうか。

ユネスコのホームページによると、遺産登録の基準は以下のようになっています。

(ⅰ) 人類の創造的才能を表す傑作である。 

(ⅱ) ある期間、あるいは世界のある文化圏において、建築物、技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展における人類の価値の重要な交流を示していること。 

(ⅲ) 現存する、あるいはすでに消滅した文化的伝統文明に関する独特な、あるいは稀な証拠を示していること。 

(ⅳ) 人類の歴史の重要な段階を物語る建築様式、あるいは建築的または技術的な集合体または景観に関する優れた見本であること。 

(ⅴ) ある文化(または複数の文化)を特徴づけるような人類の伝統的集落や土地・海洋利用、あるいは人類環境相互作用を示す優れた例であること。特に抗しきれない歴史の流れによってその存続が危うくなっている場合。 

(ⅵ) 顕著で普遍的な価値をもつ出来事、生きた伝統、思想、信仰芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または明白な関連があること(ただし、この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。 

(ⅶ) 類例を見ない自然美および美的要素をもつ優れた自然現象、あるいは地域を含むこと。 

(ⅷ) 生命進化の記録、地形形成において進行しつつある重要な地学的過程、あるいは重要な地質学的、自然地理学的特徴を含む、地球の歴史の主要な段階を代表とする顕著な例であること。 

(ⅸ) 陸上、淡水域、沿岸および海洋生態系、動植物群集の進化や発展において、進行しつつある重要な生態学的・生物学的過程を代表する顕著な例であること。 

(ⅹ) 学術上、あるいは保全上の観点から見て、顕著で普遍的な価値をもつ、絶滅のおそれがあるを含む、生物の多様性の野生状態における保全にとって、もっとも重要な自然の生育地を含むこと。 

長いですね。。個人的に大事だと思った部分を赤字にしてあります。例えば富士山なんかは「自然美」の点で世界遺産候補から外れたという噂も!

ただ、一見したところ定量化できる基準は少なそうな印象です。登録の審議時はもっと細かな規定が設けられるのでしょうか。いずれにせよ、スペイン滞在中に出来るだけ多くの世界遺産を見てみたいものです(*´∀`*)


<今日の単語>
(la) guardería- 保育園(0~3才)
(el) colegio- 小中学校(3~12才)
(el) instituto- 高等学校(12~16(18)才)

ティアトゥラスペイン語学校ホームページ(日本語)
http://www.supein-supeingo.com/

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